マットピラティスとヨガは、どちらも心と体を整える人気のエクササイズですが、実はその目的や動き方に明確な違いがあります。
本記事では、これから始めたい方や自分に合った方法を見つけたい方に向けて、マットピラティスとヨガの違いをわかりやすく解説していきます。
それぞれの特長を知ることで、目的やライフスタイルに合った選択ができるようになりますよ。
マットピラティスとヨガの基本的な5つの違い
マットピラティスとヨガは、同じように見えるかもしれませんが、実はエクササイズとしてのアプローチや目的、体の使い方などに明確な違いがあります。
ここでは、代表的な5つの違いを紹介していきます。
呼吸法の違い:ピラティスは胸式呼吸、ヨガは腹式呼吸が基本
呼吸法は、マットピラティスとヨガの大きな違いのひとつです。
ピラティスでは「胸式呼吸」が基本で、肋骨を広げるようにして呼吸を行います。
この呼吸法は、体幹を安定させながら動くために効果的です。
一方でヨガでは「腹式呼吸」が中心となっており、腹部を膨らませたりへこませたりする呼吸を通じて、深いリラックス状態に導きます。
呼吸の仕方だけでも、エクササイズ中の感覚や効果が大きく異なります。
目的の違い:ピラティスは体幹強化、ヨガは心身の調和を目指す
ピラティスとヨガは、それぞれ目指すゴールが異なります。
ピラティスの主な目的は、体幹を鍛えて姿勢やバランスを改善することです。
インナーマッスルを中心に鍛えることで、日常生活の動きやすさが向上します。
運動の一環として取り入れたい方に特に適しています。
対してヨガは、体を動かすことに加えて「心の落ち着き」や「精神の安定」を重視しています。
ポーズと呼吸、瞑想を通じて心身のバランスを整えることが目的です。
忙しい日常でストレスを感じやすい方にはヨガがおすすめです。
動きの特徴の違い:ピラティスは動的、ヨガは静的なポーズが多い
実際に体を動かしてみると、両者の運動スタイルの違いがよくわかります。
ピラティスは、筋肉を連続的に使う「動的」な動きが特徴です。
エクササイズの多くは、繰り返し体を動かしながら筋肉を鍛えていきます。
リズミカルに体を使うため、筋力トレーニングに近い感覚です。
一方ヨガは、ひとつのポーズを一定時間保つ「静的」なスタイルが基本です。
じっくりとポーズを深めながら、自分の内面に意識を向けていきます。
呼吸とともに体を伸ばすことで、柔軟性と心の落ち着きが得られます。
歴史と起源の違い:ピラティスは20世紀に誕生し、ヨガは古代インド発祥
エクササイズの背景やルーツを知ると、より深くその魅力が理解できます。
ピラティスは20世紀初頭、ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏によって開発されました。
リハビリや兵士の体力強化を目的に生まれた、比較的新しいエクササイズです。
一方ヨガは、数千年前の古代インドで生まれた伝統的な修行法です。
心身の浄化や精神性の向上を目指す哲学的な背景があります。
このように、起源や思想的な成り立ちも大きく異なる点です。
使う筋肉の違い:ピラティスはインナーマッスル重視、ヨガは全身の柔軟性向上が中心
どの部位を重点的に使うかという点でも、明確な違いがあります。
ピラティスでは、特に腹筋・背筋・骨盤底筋などのインナーマッスルを重点的に使います。
これらの筋肉を鍛えることで、姿勢が整い、日常の動作も安定します。
ヨガは、体全体の柔軟性を高めるポーズが多く、特定の筋肉だけでなく全身をまんべんなく使います。
関節の可動域を広げたい人や、しなやかな体を目指したい人にぴったりです。
マットピラティスとヨガの違いを比較!ダイエットに効果的なのは?
マットピラティスとヨガ、どちらもダイエットに取り入れられる人気の運動ですが、それぞれ効果の出方や運動量に違いがあります。
ここでは、ダイエットを目的としたときに、どちらが効果的なのかをポイントごとに比べていきましょう。
脂肪燃焼を狙うなら動きが多いマットピラティスが効果的
脂肪をしっかりと燃やしたいなら、動きの多いマットピラティスがおすすめです。
ピラティスはテンポよく体を動かしながら、筋肉を連続的に使うため、有酸素運動のような効果が期待できます。
特に、体幹を中心に使うことで全身を効率よく引き締めることが可能です。
「運動した!」という感覚を得たい方にも、ピラティスは相性が良いでしょう。
筋力アップによる基礎代謝の向上にはピラティスが有利
ダイエットにおいて重要なのが、基礎代謝を高めることです。
ピラティスではインナーマッスルを鍛えることで、体の内側から筋力を強化できます。
筋肉量が増えれば、自然と消費エネルギーも増えて太りにくい体に近づきます。
長期的な目線でダイエットを考えるなら、筋力アップを狙えるピラティスは有力な選択肢です。
緩やかな運動で継続したいならヨガもダイエットに向いている
ヨガは、激しい動きが少ないため、体力に自信がない方や運動が苦手な方でも無理なく始められます。
呼吸とポーズを組み合わせることで、じんわりと体が温まり、代謝の促進にもつながります。
継続しやすさはダイエット成功の鍵。
ストレスなく続けたい方には、ヨガが適していると言えるでしょう。
汗をかきたいならパワーヨガなどの流派を選ぶと良い
ヨガにもさまざまな流派があり、なかでもパワーヨガやホットヨガは運動量が多めです。
ダイナミックな動きを取り入れることで、筋肉への刺激や発汗作用もアップします。
汗をしっかりかいてデトックス効果も得たい方には、これらのスタイルのヨガがぴったりです。
「ヨガ=リラックス」だけではない魅力がここにあります。
短期間で成果を求めるならピラティスの方が向いている
「短期間でウエストを引き締めたい」「見た目を早く変えたい」そんな方には、ピラティスの方が効果を実感しやすいでしょう。
筋肉への刺激が強く、集中して取り組めば短期間でも変化を感じやすいのが特徴です。
もちろん個人差はありますが、目に見える成果を求める人にはピラティスが向いています。
マットピラティスとヨガの違いを比較!リラックスやストレス解消に向いているのは?
忙しい日々のなかで、心を落ち着けたい、ストレスをやわらげたいと感じている人も多いのではないでしょうか。
そんなときに役立つのが、マットピラティスやヨガといったマインドフルな運動です。
ここでは、リラックスやストレスケアに効果的な側面から、両者を比較してご紹介します。
深い呼吸と瞑想を重視するヨガはストレス解消に効果的
ヨガの魅力のひとつは、呼吸や瞑想を通じて心を落ち着けることができる点です。
腹式呼吸を使いながらゆったりと体を動かすことで、副交感神経が働きやすくなり、緊張を和らげてくれます。
また、瞑想の時間を取り入れることで、日常のストレスから心を切り離すことができます。
感情のリセットや気持ちの切り替えにぴったりのアプローチです。
副交感神経を優位にするポーズが多いヨガはリラックスに最適
ヨガには「リストラティブヨガ」や「陰ヨガ」など、特にリラックスを目的としたスタイルもあります。
これらのヨガでは、ひとつのポーズを数分間保ち、体を完全に脱力させることで、深いリラックス状態に導きます。
呼吸と姿勢を通じて副交感神経が優位になり、心も体もゆるんでいくのを感じられます。
寝る前や疲れた日の夜に行うと、質の良い睡眠にもつながります。
集中力を高める目的ならピラティスも効果がある
一方で、ピラティスにもリラックス効果はありますが、それ以上に「集中力を高める」ことに長けています。
呼吸と動きを同調させながら、正確なフォームでエクササイズを行うため、自然と意識が「今この瞬間」に向かいます。
この集中状態が雑念を払い、結果的に気分がすっきりするというメリットも。
頭をクリアにしたいときには、ピラティスもよい選択肢です。
感情の安定や心のケアを重視するならヨガがおすすめ
ヨガには、「心の健康を整える」という思想が根本にあります。
ポーズだけでなく、哲学的な教えや呼吸法、瞑想を通じて、自己受容や感情の安定を促してくれます。
感情が揺れやすい時期や、心が疲れているときは、やさしく寄り添うヨガのアプローチが心強い味方になります。
単なる運動ではなく、心のケアとして取り入れることができるのが、ヨガの大きな魅力です。
マットピラティスとヨガの違いを比較!初心者におすすめなのは?
「これから運動を始めたいけど、どっちが自分に合っているのかわからない…」という初心者の方も多いはず。
マットピラティスもヨガも、特別な道具を使わず気軽に始められるのが魅力ですが、体の使い方や目的によって向き不向きがあります。
ここでは、初心者にとっての始めやすさや続けやすさを基準に、それぞれの違いを比べてみましょう。
運動が苦手な人にはヨガのゆったりした動きが向いている
ヨガは呼吸に合わせてゆっくりと体を動かすスタイルが多く、運動が苦手な人や体力に自信のない人にもやさしい運動です。
難しいポーズも、まずは無理のない範囲で行えばOK。
インストラクターの誘導に従って、マイペースに取り組める点も魅力です。
運動不足が気になるけど、ハードな動きは避けたい方にぴったりです。
姿勢改善や体幹トレーニングをしたい初心者にはピラティスが最適
ピラティスは、体幹を意識しながら動くことで姿勢を整える効果が期待できます。
特に猫背や反り腰などの改善を目指したい初心者にはうってつけです。
また、正しいフォームを意識することが多いため、体の感覚を磨く練習にもなります。
少しずつ筋力もついてくるので、身体をしっかり整えたい方にはおすすめです。
無理のない動きで始められるヨガは継続しやすい
ダイエットや体質改善を成功させるには、継続が何より大切です。
ヨガは「続けやすさ」という面でとても優れており、激しい動きが少ないぶん、日々の疲れがある日でも無理なく取り組めます。
また、心の安定やリフレッシュにもつながるため、習慣化しやすいのが特徴です。
ゆるやかに体を動かしながら、少しずつ変化を感じたい方に向いています。
マット1枚で始められる手軽さはどちらも共通
どちらのエクササイズも、マット1枚あればすぐに始められる手軽さが魅力です。
特別な器具や広いスペースが必要ないため、自宅でも気軽に取り組めます。
動画やオンラインレッスンも充実しているので、自分のペースで学べる点も共通しています。
忙しい日々のなかでも取り入れやすく、継続しやすい環境が整っています。
マットピラティスとヨガの違いを比較!目的別で紹介!
「自分に合っているのはどっち?」と迷ったときは、目的から選ぶのがわかりやすくておすすめです。
ここでは、ダイエット、リラックス、姿勢改善など、目的別にどちらがより効果的なのかを紹介していきます。
自分の目標にぴったりのエクササイズを見つけましょう!
ダイエットやボディメイクが目的ならマットピラティス
体を引き締めたい、メリハリのあるボディラインを作りたいという方には、マットピラティスが効果的です。
インナーマッスルを鍛えることで、見た目がすっきりと変わっていきます。
また、筋肉量が増えることで基礎代謝も上がり、太りにくい体質へと導いてくれます。
ボディメイクを意識するなら、ピラティスが頼れる味方になります。
ストレス解消や心の安定が目的ならヨガ
リラックスしたい、心を整えたいという人にはヨガがぴったりです。
呼吸法や瞑想、ゆったりとした動きを通して、心を落ち着ける時間を持つことができます。
日々のストレスを手放したいときや、自分と向き合う時間を持ちたいときに効果を感じやすいでしょう。
心のケアも重視するなら、ヨガのやさしいアプローチがおすすめです。
運動不足の解消にはどちらも効果的だが続けやすさで選ぶのがポイント
「最近あまり体を動かしていない…」という方には、どちらも有効な運動法です。
ただし、続けることが何より大切なので、自分の性格や生活スタイルに合ったほうを選びましょう。
運動強度がやや高めのピラティスか、ゆるやかに続けられるヨガか、体調や気分に合わせて選ぶのもひとつの方法です。
まずは週1回からでも始めてみるのが継続のコツです。
ケガ予防や姿勢改善をしたいならピラティスが適している
姿勢の悪さや体のクセを直したい方には、ピラティスがとても効果的です。
体幹を中心に鍛えることで、自然と姿勢が整い、無理のない体の使い方が身につきます。
その結果、関節や筋肉への負担が減り、ケガの予防にもつながります。
正しい体の使い方を習得したい方におすすめです。
柔軟性を高めたい人にはヨガが向いている
体が硬い、もっとしなやかに動けるようになりたいという方には、ヨガがぴったりです。
ポーズをじっくりととりながら筋肉を伸ばすことで、無理なく柔軟性がアップしていきます。
継続することで、体の軽さや可動域の広がりを実感できるようになります。
柔らかい体を目指すなら、ヨガから始めてみるのがよいでしょう。
マットピラティスとヨガの違いについてまとめ
マットピラティスとヨガは、どちらも健康や美容に役立つ優れたエクササイズですが、それぞれに特化した効果があります。
体幹強化やダイエット目的ならピラティス、心の安定や柔軟性向上を目指すならヨガがおすすめです。
どちらを選んでも、継続することが一番のカギ。
自分の目的や生活スタイルに合った方法で、楽しく心と体を整えていきましょう!

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